

iDeCoとつみたてNISAならどっちがおすすめ?
今回はこのような疑問にお答えします。
- iDeCoとつみたてNISAの特徴
- 収入も貯金も少ない人におすすめなのはどっち?
- 貯金がゼロでもiDeCoやつみたてNISAを始めてもいいの?
近年、日本政府も「iDeCo」や「NISA」などの制度を整えて、個人で資産形成するように勧めていますよね。
そのタイミングで資産形成について考えたあなたは偉い!
今回は、収入や貯金が少ない人にはiDeCoとつみたてNISAのどちらがおすすめなのかを解説していきたいと思います。
- 現金で百万円程の貯金しかない
- 結婚、出産、マイホームなどを考えている
- 老後資金について勉強し始めたばかり
iDeCoとつみたてNISAの制度の違いを知って、自分に合った方法で資産形成していきましょう♪
この記事を書いている私はこんな人物です。

Contents
iDeCoとつみたてNISAの違い

そもそもiDeCoとつみたてNISAが作られた目的が全然違います!
iDeCo
- 厚生労働省が管轄。
- 年金2000万円問題にあるように、国の年金だけでは国民の生活は十分ではないかもしれない
- そのため、国民自身が年金の他に自分で年金を確保させるために設立
日本の皆さん。国から支給する年金だけでは足りないかもしれませんよ~だから自分でも老後資金を作っておいてくださいね~というのがiDeCoです。
つみたてNISA
- 金融庁が管轄。
- 現在の日本の株式の3割を外国人投資家が保有しているので、安全保障上の面から危険
- そのため、国内に住む日本人に投資を促す目的から設立
日本の皆さん、税金取らないから投資もっと積極的になりましょ~というのが一般NISAやつみたてNISAです。
つまり、国民自身が年金を作るために設立されたのがiDeCoで、国内の投資家を増やす目的で作られたのがNISAです。
このことを知っていると、老後の資金を貯めるためにiDeCo一択かな?と思いますよね。
でもちょっと待ってください。
iDeCoには厄介な制限があるのです。
iDeCoってどんな制度?

iDeCoは確定拠出年金制度(かくていきょしゅつねんきん)といいます。
自分自身でお金を出して投資を行い、将来受け取れる年金額を増やしていくものです。
投資金額 | 6.8万~1.2万(人によって違う) |
非課税の対象 | 運用益、受取時が非課税。さらに、掛け金が全額控除となる |
投資商品 | 国内外の株式、債券、REIT、コモディティ |
対象となる人 | 国内に住む20歳以上 |
運用時、受取時、掛け金の控除と節税対策はiDeCoの圧勝!
けど最大の弱点が60歳まで絶対に引き出せないこと。
貯金が少ないと、大きなお金が必要になった場合にどうにもできません。
iDeCoは解約するのも手間がかかってしまうので、生活の不安解消のために手元に幾らかの現金が欲しいです。
そこでおすすめなのが、つみたてNISAです。
つみたてNISAってどんな制度?

つみたてNISAは、国民に投資家になってもらうように作られた制度です。
そのためiDeCoに比べて商品の売り買いが頻繁にできます。
お金が必要になったらつみたてNISAを解約して現金化するのも簡単です。
投資金額 | 年間40万円まで |
非課税の対象 | 20年間は売却益と配当金に課税されない |
投資商品 | 金融庁が認める低コストで長期安定運用ができる投資信託 |
対象となる人 | 国内に住む20歳以上 |
つみたてNISAの解約は簡単です。
しかしつみたてNISAの本来の目的は長期的に運用してお金を増やしていくこと。
短期間で解約すると運用利益は低くなってしまうので、安易に解約せずに緊急事態にしか解約しないことを意識しておきましょう。
結局iDeCoとつみたてNISAはどっちがおすすめ?

iDeCoもつみたてNISAも投資商品を買って運用するのは同じでした。
だから比較することはたった一つ。
「60歳まで引き出せなくても良いか、悪いか」です。
- iDeCoを解約しなくても生活ができそうなら、節税効果の高いiDeCoがおすすめ!
- 結婚や出産、マイホームやマイカーの購入など途中でお金が必要なら、つみたてNISAがおすすめです!
私は世帯収入が20万円台しかなく、貯金も多くはないのでつみたてNISAを始めました。
年40万円の積み立て額上限を投資して、1年経っていますが資産がどんどん増えています。
貯金がゼロだけどiDeCoやつみたてNISAをはじめてもいいの?

貯金がゼロの場合は、iDeCoやつみたてNISAをはじめてはいけません!
iDeCoやつみたてNISAは「投資」です。
投資の基本は、生活余剰金(生活に必要のないお金)でやること。
まずは生活費の6か月分~1年分を貯金してから、投資を始めましょう。
資産形成の順番が分からないという方は「【ホテリエのための資産形成】将来に備える4ステップを解説」の記事で、資産形成が成功する順番を詳しく解説しています。
まとめ:収入も貯金も少ない人にはつみたてNISAがおすすめ

今回は、iDeCoとつみたてNISAの比較をしました。
- iDeCoとつみたてNISAの違いは「60歳までにお金を引き出せるか」
- 収入も貯金も少ない人はつみたてNISAがおすすめ
- 貯金がゼロの人はまず、生活費の6か月~1年を貯めるところから始める
資産形成も順番を間違えたら生活を苦しめる原因となります。
今の生活を大事に、将来を見据えることを意識しましょう。
つみたてNISAが始めたくなったら「【初心者でも簡単】つみたてNISAの始め方を4ステップで解説します」の記事で分かりやすく解説しているので、ご覧ください。
収入が低いのも、貯金が少ないのも、今のはなし。
資産形成について考えているあなたなら、きっと明るい未来が待っています。
これからも一緒に資産形成について学んでいきましょう♪
今回はここまで。
ご覧いただきありがとうございました。